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彼らが頑張ってくれる間は、全力の友達でいよう。

  • 2010-06-08 (火) 22:21
  • 戯言

先日、久々に実家の車を運転しました。

カーオーディオは何とカセットテープ。CDプレーヤーもありません。もちろん、ライン入力 for iPodなどございません。

トランクの奥をゴソゴソとまさぐると、そこには十数年前のカセットテープがホコリを被っていました。彼らは持ち主にお別れの機会も与えてもらえず、まるで使い捨てカメラのように哀れに放置されておりました。もう2度と、私と再開することはないだろうと思ってたに違いません。

カセットを目の前に、その形、でかい、と驚きをうけました。昔はカセットの大きさに違和感を感じたことはありませんでした。片面30分の両面60分の記憶容量。i pod touchより大きい面積い。。。10分くらい、手で感触を確かめながら、まじまじとその黒い固体を眺め続けていました。

当時は巨大と思わなかったものに、巨大さを覚えることや、
数年前は快適ガジェットだと思ってたものが、今や時代遅れなアイテムになってしまう事実。
「当時のホニャニャラが、今やスニャニャラ現象」ですね。
この現象を、時代の変化や技術革新の一言でまとめることは簡単です。

カセットに限らず、白黒テレビだって、シブガキ少年隊だって、
ちょんまげだって、今みるとスニャニャラです。

ただ、この「ホニャニャラからスニャニャラに変化」するスピードは加速してる気がします。ファストファッションのみならず、昨年のi phone 3gsから今年のiPhon4の進化速度や、3年前に1万円出して買った外付けHDDが、今や50%の価格で300%容量増。しかもこの先はクラウドです。音楽のストレージもオンライン、写真もオンライン。つまり、外付けHDDも我がカセットテープと同じ運命を辿るんですよね。私自身が、HDDを使わない、オールクラウドの状況を望んでますし。

身の回りの物との別れや、物の寿命が、
想像しやすくなった社会になった気がします。
お別れを前提に付き合うって事ですよね。

哀愁溢れる関係です。

例えば友人が重病に侵されていて、自分はその病名を知ってるけど、友人は知らなくて、でも笑顔で会話してるみたいな。。。これは昼ドラっぽい例えで現実味がないけど、別の例なら、例えばある人が「モノスゴイビジネスモデル、企画を思いついた」と嬉しそうに話し出すが、実際似たようなビジネスを自分は既に聞いたことがあって、その事実を伝えたいけど、彼がマシンガンのように話すから、切り出せない。。。そんな切ない気持ちです。

エコのために物を大切にしようってキャッチコピーはよく聞くけど、
なんだか、物を大切にする って、別の意味で響いてきました。

非情な物質社会の中で、短命なアイテム達。
でも、一緒にいる間は、彼らは便利さを提供してくれ、私に尽くしてくれる。
この先、自分がより便利な代替物に乗り換えることも知っている。

だからこそ、少ない期間だけど、彼らが頑張ってくれる間は、全力の友達でいよう。
と思いました。

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