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フェイクマーケティング -The Yes Man

「鳩山首相が辞職!母から貰ったお小遣い10億円をユニセフに全額寄付!(朝日新聞)」

街を歩いていてこんな号外が配られていたとします。

私だったらこんな号外を受けとった瞬間、口に含んでいたコーヒーを思い切り吹いて、とりあえずツイッターで辞職の件をつぶやくと思います。

昨年、「イラク戦争が終結した」と書かれたNYタイムスの号外が、ニューヨークの道端で配られました。日本のニュースでも取り上げられていたのでご存知の方も多いかと思います。

これをきっかけに、アメリカ人のイラク戦争に対する関心が再燃しました。むしろこの号外を機に、イラク戦争それ自体をはじめて知ったアメリカ人もいるかもしれません。世界地図で自国の地理さえきちんと把握していないアメリカ人と言われてますよね。嘘かほんとか。。。

このNYタイムスの号外は、The Yes Manというイギリス人の方が、NYタイムスの許可なく勝手に配ったものでした。書面、版面もまるきっり本物のNYタイムスと同じように作られていたらしいです。

YESMANは何を思ってこんな行動を起こしたのかは分かりませんが、NYタイムスの反応は好意的だったようです。この件に対するNYタイムスのコメントは「われわれNYタイムスも戦争終結を願っている。イラク戦争の終幕を記事にする日が来ることを待ちたい」といった感じだったかと記憶してます。

別人が、あたかも本物の他人に成りすまして情報発信をすることで、幅広くメッセージを認知させる方法ですね。もちろん、これには様々な批判もありますし、最近、日本でも首相のニセツイッターや芸能人の成りすましブログが問題になってます。

私自身、ニセモノが良い・悪いといった話でなく、新しい表現方法やマーケティング手法が出現したなぁと思い関心しました。って、マーケティングと呼ぶと大げさですが。。。(しかも[フェイクマーケティング]という名称もさきほど勝手に私が思いついて付けた名前です。適当に聞き流してください。)

もちろん、このような情報操作の手法は、昔からあったかと思います。

しかし、デジタル技術がインフラ化して、サイバーな社会が加速するにつれ、誰もが容易にオンライン上でアイデンティティを形成できますよね。情報流通構造もマス一辺倒でなくなった今、フェイクマーケティングはもっと大きな影響力をもって頻出してくる気がします。

日本でも、そんなセンセーショナルな新聞の号外を見る日も近いかもしれません。

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